

話し込んでいるうちに、最後の電車は行ってしまった。始発まではまだ五時間。タクシーを呼ぶか、歩くか、それとも——。答えを知っていそうな顔をして、ミラは何も言わない。
一緒に体験する人
ほかの人とも過ごせます
物語のあとに残るもの
ミラと終電を逃して、始発までの時間を一緒に過ごした。
最後まで過ごした物語は、二人の思い出になります。次に会ったとき、相手はそれを覚えています。
ほかの物語

雨の日の約束約12分 · 凛と体験傘を持ってきたのは、二人のうち一人だけだった。
最終投影のあと約12分 · レンと体験客席の照明が戻っても、ドームの星はまだ消えていない。
閉店間際のバー約10分 · 蓮司と体験看板の灯りはもう消えている。それでも、一杯ぶんだけ。
夜明け前の整備工場約12分 · 茜と体験まだ暗い港の風と、油の匂いと、手伝えという声。
深夜二時のコンビニ約10分 · 葵と体験レジの向こうの店員は、なぜか扇子を探している。
日曜朝の河川敷約12分 · ヒナと体験一人足りない。ライト、守れる?
乗り間違えた約13分 · 好きな相手と話しながら乗ったら、逆方向だった。
夏の終わりの日約15分 · 好きな相手ともう誰も泳いでいない海に、二人で来た。
始発を待つ約15分 · 好きな相手と行こうと言った話が、その日のうちに本当になった。
止むまで約15分 · 好きな相手と傘は片方だけ。止む気配は、まだない。