

話しながら乗ったら、逆方向だった。次の駅までしばらく止まらない。気づいてから降りるまでの時間をどう使うか。
一緒に体験する人 — 好きな相手と
物語のあとに残るもの
茜と話し込んで電車を乗り間違えて、どうするか車内でずっと相談していた。
最後まで過ごした物語は、二人の思い出になります。次に会ったとき、相手はそれを覚えています。
ほかの物語

終電を逃した夜約15分 · ミラと体験駅に残ったのは、あなたとミラだけだった。
雨の日の約束約12分 · 凛と体験傘を持ってきたのは、二人のうち一人だけだった。
夜明け前の整備工場約12分 · 茜と体験まだ暗い港の風と、油の匂いと、手伝えという声。
深夜二時のコンビニ約10分 · 葵と体験レジの向こうの店員は、なぜか扇子を探している。
閉園後の温室約10分 · ユズと体験閉園のチャイムが鳴っても、ガラスには雨の音が残っていた。
閉店後のまかない約10分 · カイと体験火を落とした店で、一人ぶんだけ多く作った皿。
日曜朝の河川敷約12分 · ヒナと体験一人足りない。ライト、守れる?
始発を待つ約15分 · 好きな相手と行こうと言った話が、その日のうちに本当になった。
借りた台所約15分 · 好きな相手と人の家の台所で、道具の場所がひとつも分からない。
何もない日約15分 · 好きな相手と用事も予定もない時間を、二人で持て余す。