
急な夕立に、川沿いの茶屋の軒先へ駆け込んだ。先に雨宿りしていた相手が、半分だけ場所を空けてくれる。雨がやむまでのあいだ、茶屋の主人は団子を一皿だけ出してくれた。
一緒に体験する人 — 好きな相手と
ほかの物語

時計屋を閉めたあとミラと体験何十もの時計が、少しずつずれた音で鳴っている。
雨の日の約束凛と体験傘を持ってきたのは、二人のうち一人だけだった。
閉館後の収蔵庫澪と体験昨日までそこにあった絵の札が、一枚だけ違っている。
最終投影のあとレンと体験客席の照明が戻っても、ドームの星はまだ消えていない。
閉店間際のバー蓮司と体験看板の灯りはもう消えている。それでも、一杯ぶんだけ。
夜明け前の整備工場茜と体験まだ暗い港の風と、油の匂いと、手伝えという声。
深夜二時のコンビニ葵と体験レジの向こうの店員は、なぜか扇子を探している。
閉園後の温室ユズと体験閉園のチャイムが鳴っても、ガラスには雨の音が残っていた。
閉店後のまかないカイと体験火を落とした店で、一人ぶんだけ多く作った皿。
日曜朝の河川敷ヒナと体験一人足りない。ライト、守れる?